如何ともしがたい何か

便所の壁に殴り書き

「あとで読む」はあとで読まないと思う

 とても便利なサービスでありながら、うまく使いこなさないと振り回されるだけというサービスにソーシャル・ブックマークがあると思う。個人的には「便利だな~」なんて思っていながら、実はまず使っていない。理由としては、ブックマークが溜まっていくだけで、うまく活用できずに山となるという状況にすぐ陥ってしまうから。

 ブックマークはWebサイトに付箋を貼るような状態にしておいて、後で見直すことができるようにするサービスなわけだが、簡単にできるが故に、あっという間に数が増える。

 また、ブックマークをするという作業そのものが、そのサイトを読むor処理するという作業を「後回しにする」という、ペンディングの要素を持っている点は気をつけなければならない。「とりあえずブクマしといて、あとで読もう」というアレだ。

 はてなブックマークだと、よく「あとで読む」というタグを付けている人がいるが、ちょっと気をつけた方がいいと思う。「あとで読む」というタグを付けた時点で、その場で目を通して処理することを先延ばししているからだ。おそらく「あとで読む」を付けられた時点で、3~4割くらいが「ブクマのこやし」になって終わるのではないだろうか。数値の根拠はまったくないが。「あとで読む」という前向きな言葉を関しておきながら、実情は「今は面倒なので読まない。だけどなんか面白そうだからつばを付けておこう」という、極めてネガティブな行動だと思う。

 本当に忙しいときなどは先延ばしをしてもやむを得ないかもしれないが、まず最初から「あとで読む」というタグで先延ばしをする姿勢はやめておきたいところだ。