如何ともしがたい何か

便所の壁に殴り書き

家入氏の「インターネッ党」に思うこと

 都知事選に立候補し約9万票を得た家入一真氏が「インターネッ党」なるものを設立して、政治活動を続けるらしい。

 どうやら「ネットから発信」「若者の声を」という思いがあるようだ。しかし、ネットを全面に出して活動するのも少し本質を見誤る。

 家入氏と同党の名だたる支持者は、ネットや若者ではなく、旧来的な既存システムへの反抗というモチベーションは中心にあるだけだと思われる。ホリエモンノマドのお姉さん、NHKの元記者など、「この支配からの卒業」をずっと引きずって、それを主張することで一般人からお金儲けしてきた人たちにすぎない。

 そんな人たちが「ネット」「若者」の代表を自称することに違和感を覚えずにはいられない。

 「この支配からの卒業」はどの時代にもあること。それを反映させる手っ取り早いツールがネットであっただけのこと。きちんと本質を考えた上で政治活動をしないと、ほかの泡沫候補と同じように「金持ちの道楽」にしか見られない。

 この薄暗い時代、市民はそういう嗅覚が鋭くなっているはず。