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如何ともしがたい何か

便所の壁に殴り書き

自分に都合のいい話だけを摂取する「情報中毒」に注意したい

 情報を集めるのにネットは便利だ。検索キーワードを打ち込めば、Google先生がどんなことでも教えてくれる。

 しかし、Google先生はキーワードというこちらの要求の範囲でしか教えてくれないものだ。

 「マスゴミ」批判をしたい人は、おそらく批判をするためのキーワードを入力し、検索結果一覧から「それっぽい」ところをクリックする。結果的にたどり着いたソースは「マスゴミ」を裏付けする内容に満ちている。

 目の前に来てくれる情報は、自分の深層心理を反映しているのかもしれない。ネットが普及してからは特にそうだと言える。

 人間は自分の中のもやもやを打ち消そうとして、そのためだけにおあつらえで都合のいい情報しか受け付けないのかもしれない。たとえそれが間違った情報だとしても、自分が安心しさえできるのならば、そんな情報でも吸収してしまうのだろう。そして、安心という中毒状態を維持するために同じような情報を探してしまう。〝情報中毒〟といえるかもしれない。

 都合のいい情報しか摂取してないのではないか。都合のいい情報しか探していないのではないか。改めて反省しなければならないのかもしれない。自分の考えに反する情報というのは、受け入れるのは勇気がいる。でも、つらいと思いつつ事実を受け入れなければならないこともある。

 われわれは「易きに流れて」いないだろうか。

プロフェッショナルの情報術 なぜ、ネットだけではダメなのか?

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