如何ともしがたい何か

便所の壁に殴り書き

情報の過食状態から抜け出すべきだと思う

 ネットを活用することでさまざまな情報を入手できることで、自分の知性を高めることができるという理想が、インターネットの出始めのころはよく言われていた。しかし、現実としてネットを通してわれわれの前には、あふれるようにクソのようなコンテンツしか流れてこない。結局はどうでもいいクソのような情報を無理やりネットを見る人に押しつけることでカネを稼ぐという商売がなりたってしまっており、情報の過食状態がずっと続いている。

 いつのころからか、はてなブックマークなんてのも使わなくなったし、ツイッターもやめた。ヤフーをはじめとするポータルものぞかなくなった。ニュースは受信料のもとを取る意味でNHKのニュースサイトしか見ていない。フェイスブックなんてもとからやってなかったし、インスタグラムなんてそもそも何たるかが分かってない。

 簡単にどんな情報でも手に入るこのような情勢にあるからこそ、摂取する情報の取捨選択が必要になってくる。問題なのはその取捨選択の基準をどうするかだが、そこは個人の知的レベルにかかっていると思う。SNSなどネットを駆使してあらゆる情報にリーチしてうまく立ち回っているつもりでも、遠くからみればそういうつもりになっているだけで、SNSでいろいろな話につばをつけて悦に入ってるだけである人がいかに多いことか。情報処理の自己満足。あるいは自慰行為。

 とはいえ、そういう自己満足なプライドだけは高いバカをうまく騙すことでネット業界は収益を得ているのだから、まあそういう意味では良くできた系であると感じる。