如何ともしがたい何か

便所の壁に殴り書き

頭の悪い収益構造はいつになっても続くのではという話

 いわゆるユーチューバー(笑)という言葉もいつの間にか一般化して、まあまあ反吐が出るわけだが、往々にしてそのほとんどが大食いしてみたりとか新商品食べたりとかそういうのに始まって、だいたい何かタイアップしたりとか、「ひも付き」であることが多い。あまりにも多い。露骨なまでに。

 方々で言われていることだが、今までテレビがやっていたような企画モノを少し過激にして、テンポを速くした内容と、今までテレビがやってきたことに収束していく感がある。

 そして、結局は動画再生による広告収入という、今までの収益モデルから脱却することもなく、コンテンツはお金臭くなっていく。内容は低俗なくせして。一周回ってまた戻ってきたという構図。

 はてさて、次はどういうコンテンツと収益モデルが出てくるのだろうか。

 所得格差が歴然としてきて、社会的に富める者と貧する者の二極化が著しい分、カネをぶんどるとすれば当然富める層を対象にしたコンテンツづくりが求められるだろう。富める者からカネをだまし取るのは難しいが、当たりコンテンツをつくれれば安泰といえるだろう。

 問題はその逆だが、貧する層からカネを巻き上げるとなれば、今までのように低俗なコンテンツを少しでも多くの人間に見せて、ほんの小さな小銭をまんべんなく集めるという下劣な手法に頼らざるを得ない。

 それって別に地上波テレビがやってきた手法だったり、著作権無視&デマ上等の低俗まとめブログやトレンドブログ(笑)がやってる手法でしかない。

 引き続き、日本人は頭の中もどんどんと貧しくなっていく。残念すね。

 賢い人はすでに新しい収益モデルの模索に動いていると思うのだがどうだろう。