如何ともしがたい何か

便所の壁に殴り書き

みんな「タモリ論」で何を主張したいのか

 放送開始から32年という長寿番組「笑っていいとも!」が終了した。

 終了前からこの一大イベントをテーマにした評論がネット上で次から次へと出てきた。MCであるタモリを取り上げてさまざまな側面からさまざまな論考を書いている。なるほどという内容もあれば、駄文未満という内容もありまあこのあたりはいたって通常通りの〝玉石混淆〟状態といえる。

 結局みんな「タモリ」をダシにして何をしたいのか。

 これはタモリ論に限らず、結局は自分の主張を述べたいだけなのだろうと思う。そのきっかけとして、32年も同じ番組をしていたというタモリに白羽の矢が立った。

 番組は32年続いた。そして、そのMCはずっと同じタモリだった。さらにタモリという独特なタレントのキャラクター。

 どれも自分の主張をぶちまけるきっかけとしては、特異な事案であるといえる。珍しい事象を引っ張ってきて、それをもっともらしくこねくり回して自説を展開する。しかもとても注目を集めやすい時事ネタ。いかにもブロガー()が好きそうな素材じゃないか。

 番組が終わるのは視聴率がふるわなかったにすぎない。いいともやタモリを取り上げてもっともらしいブロガー()は番組をいつも観ていたのかと。普段は「テレビは見ない方がいい」なんて講釈たれていたんじゃないかと。

 そして、そんなテレビのネタをダシに自分のブログで記事を書いちゃう。

 旧来のメディアのネタでエントリーを書いて、アフィリエイトあたりでお金をいただいちゃう。いかにも無責任なハイエナなブロガー()あたりが好みそうだ。

 結論としては、内容ある面白い記事はなかったよということ。デジタルゴミを増やさずもっと努力せよ。

 まあデジタルゴミはこのブログだけどな。