如何ともしがたい何か

便所の壁に殴り書き

「炎上マーケティング」という焼畑農法は信用喪失という焼死につながる

 「炎上マーケティング」などといってインターネット各所で火の手が定期的に上がる昨今、火事場見物大好きなヲチャーとして気を抜くヒマもない時代に突入しているといえましょう。

 しかしながら、一時的にそうやって立ち上る火の粉を見てやんややんやと面白がるのはいいのですが、このままではネットの世界が焼け野原になってしまいそうな感がありまして若干危惧も感じているものでございます。

 といいますのも、お小遣い稼ぎのためにアクセス数を稼ぎたいなどという一時の下心のために一度「炎上マーケティング」への放火行為を覚えてしまうと、気がついた時にはすっかりそれがクセになってしまうものでございましょう。

 炎上ばかりに頼っていると、焼畑農法よろしく燃やすべき素材が少なくなってきます。素材が少なくなると気がつくと自分の住んでいる掘っ立て小屋の屋根や壁を引き剥がして薪とするような末期的な中毒症状に陥るわけでございます。

 さらにひどくなると他人の掘っ立て小屋を無理やり壊してベニヤ板を火にくべるような行為にまで走ってしまうわけです。

 そしてそんな焼畑農法を続けているとどうなるか。

 結局は最後にその人の「信用」という大切な素材さえも焼失してしまうことになるものでございます。いつも火の手をあげていると人々は「ああまた焼畑農法か」と気にされなくなってしまいます。

 そんな状況の中、誤って自分の服に薪の火が燃え移って悲鳴をあげていたとしても、もはや誰も助けてくれません。まさに「オオカミ少年」の事例でございます。気がついた時には真っ黒焦げになっているわけであります。

 いずれにせよ、建設的なインターネットを目指すのであるならばあまり「炎上マーケティング」などという手法は取らないほうが安全なのではないでしょうか。ヲチャーとしては退屈かもしれませんが、インターネットという原野がただの砂漠になってしまうと元も子もありませんから。

ソーシャルメディア炎上事件簿

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