如何ともしがたい何か

便所の壁に殴り書き

そんなクソみたいなプライド捨てちまえよ

 そういえば、日本でアメリカ大統領選挙の不正を訴えていた人たちはどこへ言ってしまったのだろう。意見の多様化はいいことだし、言論の自由は享受していいとは思うのだけど、まあ何というか自分の信じたいことを信じ続けるためには、でっちあげてでもうその情報を持ってこないといけないというのはなんともさみしい話。その後ろにあるのは、自分は正しいことを言っている、考えているという何の根拠のないプライドでしかない。そのプライドを保てないと自我を維持できないから、ニセ情報をでっち上げて嘘だと分かっていても自分で信じないと自分の自我が壊れてしまう。嗚呼、生存への悲しいもがきでしかない。そうすることでしか自我を保てないプライド。

 この件に限らずだが、自分のちっぽけなプライドに固執する人って本当に多い。そのプライドは本当に維持し続けるに値するプライドなのか。自問自答すべき人は多いだろう。